御母衣ダムのダム湖の湖畔に2本の荘川桜は、立っています。
荘川桜は、御母衣ダムの建設により湖底に沈む運命にありました。しかし、沈む村
の人達のためにという、そして樹齢450年余の老桜を残したいという情熱により昭
和35年に今の場所に移植されました。
2本とも。アズマヒガンザクラです。…【地図へ】



移植時の風景です。2本の桜は、丸裸にされました。こうすることは、幹周り6b重
量40dの老桜を移植するための、一つの賭だったのでしょう。実際、移植作業に
あたった植木職人丹羽正光は、どちらか1本残れば良いと考えていたようです。



荘川桜からR156を北上すること1時間弱で、世界遺産白川郷に到着しました。
合掌造りの向こうに見えるのは、白山連峰(岐阜県)の峰々です。
最高峰の御前峰(2,702b)は、左奥に見える方です。ちなみに、白山連峰に白山
という山はありません。



白川郷・五箇山の合掌造り集落は、1995年12月にユネスコの世界遺産に登録され
ました。合掌造りとは、「屋根内を積極的に利用するために、さ首構造(三叉になっ
ていること)の切妻造りとした茅葺き家屋」のこと。…【地図へ】



築200年・重要文化財「明善寺庫裡」の4階です。5階建てだそうですが、上がれる
のは4階まででした。屋根の斜度は、60度とのこと。
1階の囲炉裏で炊いている煙の匂いが漂っていました。囲炉裏の煙は、茅葺きの
虫除けにもなるらしいです。



当日は、憲法記念日でした。手前の家のに日の丸の旗が掲げられています。
そういえば、私の子供の頃には、祝日には各家で日の丸を掲げたものでした。

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